C++では、渡したり戻したりする対象として、値、ポインタの他に、参照(リファレンス)という
概念が加えられています。
参照型は、参照渡しと参照戻しの際に活躍します。
従来のポインタによる方法のように、
関数パラメータに渡す時にいちいち&を書いてアドレスにしたり、
パラメータ記述や受け取った後にいちいち*を書いてアクセスしなければならない
記述上の手間と、読みにくさから開放される効果があります。
参照型の宣言 参照型は、型修飾子 &を使って宣言します。
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(呼び出し側で引数の変数を操作する関数の記述)
通常のポインタで定義した記述
引数渡しと受け取り、処理の間の記号の数 | |
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従来のポインタによる方法 | 渡す側はfunc(&number1)受け取る側はfunc(int* number)で 受け取った関数内では*をつけて*numberとして操作 |
参照型による方法 | 渡す側はfunc(number1),受け取る側はfunc(int& number),参照時は numberとして操作 |
その代わり、参照型は初期化が必須であり、
従来のポインタのようにインクリメントなどはできません。(配列アクセサとしては働けない)